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フィリピン人の英語力

フィリピンは、英語を公用語の一つとしている国であり、アメリカやイギリスと並んで英語を流暢に話す人が多い国の一つです。

しかし、その背景や特徴は欧米の英語圏と異なり、フィリピン独自の英語文化が形成されています。ここでは、フィリピン英語の特徴について詳しく解説します。

目次

フィリピン英語の特徴

フィリピン英語は、アメリカ英語をベースにしながらも独自の発展を遂げた英語です。
公用語のひとつとして教育やビジネスの場面で広く使われており、独特のアクセントや表現が特徴的です。
特に、クリアで聞き取りやすい発音や、親しみやすいコミュニケーションスタイルは、多くの英語学習者にとって学びやすいポイントとなっています。

1,アメリカ英語に近い発音

フィリピン英語の発音は、イギリス英語よりもアメリカ英語に近く、特に以下の特徴が見られます。

〇Rの発音がしっかりしている
アメリカ英語では "car" や "hard" のような単語の "r" をはっきり発音しますが、フィリピン英語でもこの特徴が見られます。
イギリス英語では "r" の音が弱くなることが多いですが、フィリピン英語ではしっかり発音されるため、日本人にとって聞き取りやすいと言われています。

〇母音が比較的明瞭でフラット
フィリピン英語の母音は、アメリカ英語に近いものの、比較的はっきりと発音される傾向があります。
例えば、"man" や "cat" の "a" の発音は、アメリカ英語の発音とほぼ同じで、日本人にとって馴染みやすい音になっています。

〇THの発音が異なることもある
一部のフィリピン英語話者は、"th" の発音(think や this など)を "t" や "d" の音に置き換えることがあります。
例えば、"three" を "tree" のように発音したり、"this" を "dis" と発音したりする場合もありますが、教育を受けた話者では標準的なアメリカ英語の発音に近いことが多いです。

〇イントネーションがフレンドリーでやわらかい
フィリピン英語は、アメリカ英語の抑揚を持ちながらも、比較的ソフトで聞き取りやすいイントネーションが特徴です。
そのため、ネイティブスピーカーの速い英語よりも、日本人にとって親しみやすく感じられることが多いです。

2,スペルや単語の選び方もアメリカ英語に準拠

フィリピンでは、英語のスペルや語彙も基本的にアメリカ英語に基づいています。

イギリス英語
colour   
organise
metre
programme

アメリカ英語
color    
organize
meter
program

フィリピン英語
color
organize
meter
program
このように、フィリピン英語ではアメリカ英語のスペルや単語の使い方が一般的です。

3,英語が第二言語として使われているための影響

フィリピンでは英語が公用語ですが、第一言語として話す人は少なく、多くの人がタガログ語(フィリピン語)やセブアノ語などの母語と併用しています。

そのため、発音がアメリカ英語に近いとはいえ、若干のフィリピン訛り(Filipino accent)が残る場合もあります。

例えば、フィリピン英語では、母語の影響で「語尾をはっきり発音する」「文章のリズムが少し異なる」といった特徴が見られることもありますが、それでもアメリカ英語に非常に近いため、国際的な英会話の場でもスムーズに通じます。

4,「F」と「P」独自のアクセント

「F」と「P」の混同

フィリピンの多くの言語には「F」の音が存在しないため、「P」と混同されることがあります。

例:
"five" → "pive"
"friend" → "prend"
このため、特に初心者の英語学習者は「F」の発音を意識して練習することが求められます。

5,「V」と「B」の混同

「V」と「B」の混同

同様に、「V」の音もフィリピンの言語には存在しないため、「B」と区別がつきにくいことがあります。

例:
"very" → "bery"
"vote" → "bote"
この影響で、フィリピン英語の話し手は「V」の音をやや弱めに発音する傾向があります。

6,「Th」の発音の変化

「Th」の発音の変化

英語の「th」音(/θ/ や /ð/)は、日本人にとっても発音が難しい音ですが、フィリピン英語でも「T」や「D」に置き換わることがあります。

例:
"three" → "tree"
"this" → "dis"
このため、フィリピン英語は他のアジア圏の英語学習者と同様に「th」の発音に特徴があります。

7,母音の強調とリズム

母音の強調とリズム

フィリピン英語は、母音をはっきりと発音する傾向があります。

たとえば、"banana" の発音が 「buh-NAH-nuh」 ではなく 「bah-NAH-nah」 に近くなることがあります。
フィリピンの言語はシラブルタイミング(音節ごとにほぼ同じ長さ)で発音されるため、英語のリズム(ストレスタイミング)とは異なり、一定のリズムで話されることが多いです。

8,アメリカ英語の影響とフィリピン独自の表現

アメリカ英語の影響とフィリピン独自の表現

フィリピン英語は、アメリカ英語の影響を強く受けています。これは、フィリピンがかつてアメリカの統治下にあったことや、現在でもアメリカ文化が根強く浸透していることが理由です。
しかし、フィリピン特有の表現も存在します。

"Open/Close the light"(電気をつける/消す) → 標準英語では "Turn on/off the light."
"Where is your good name?"(あなたのお名前は?) → 標準英語では "What is your name?"
"Take a bath"(シャワーを浴びる) → アメリカ英語では "Take a shower."
これらの特徴を理解することで、フィリピン英語の独自性をより深く知ることができます

9,教育における英語の役割

フィリピンの公教育では、小学校の高学年から主要な科目が英語で教えられます。
さらに、中学校・高校・大学では、授業のほとんどが英語で行われるため、フィリピン人は学生時代から英語に触れる機会が多く、自然と英語での読み書きや会話能力が身についていきます。

10,ビジネスと英語

ビジネスの場でも英語は主要な言語として使用されており、国内外の企業間の取引、カスタマーサービス、IT産業など、多くの分野で英語が標準言語となっています。

特に、フィリピンは世界的に有名な「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」の拠点であり、多くのフィリピン人が英語でのカスタマーサポートやバックオフィス業務を担当しています。そのため、英語を流暢に話すビジネスパーソンが多いのも特徴です。

11,メディアと日常生活での英語

テレビや新聞、インターネット上のニュースメディアなどでも英語が頻繁に使用されています。
特にフィリピンのテレビ番組や映画では、英語とフィリピノ語(タガログ語)が混ざった「コードスイッチング(コードミキシング)」がよく見られ、フィリピン人は両方の言語を自在に使い分ける能力を持っています。
さらに、都市部では日常会話でも英語を使うことが多く、ショッピングモールやレストランなどでも英語での接客が一般的です。

12,フィリピン英語の特徴

フィリピン英語はアメリカ英語の影響を強く受けており、発音や語彙、文法も比較的アメリカ英語に近いと言われています。

ただし、一部の発音やアクセント、語彙の使い方に特徴があり、フィリピン独自の英語表現も多く存在します。例えば、

「Open/Close the light」(電気をつける/消す)などの直訳的な表現
「For a while」(少しお待ちください)という表現が電話対応で使われる
「Sir/Ma'am」の使用頻度が高く、丁寧な英語を話す傾向がある
このように、フィリピンでは英語が単なる外国語ではなく、生活の一部として深く根付いています。そのため、英語学習者にとって、フィリピン人講師との英会話レッスンは、親しみやすく学びやすい環境となっています。

フィリピン人の英語力、日本人にとってはどうなの?

フィリピン人の英語力は、日本人にとって非常に学びやすい特徴を持っています。

以下のポイントから、日本人にとってのフィリピン英語のメリットを詳しく解説します。

1. 発音がクリアで聞き取りやすい


フィリピン英語は、アメリカ英語の強い影響を受けているため、発音が比較的クリアで、日本人にとって聞き取りやすい特徴があります。

英語にはさまざまなアクセントがあり、イギリス英語やオーストラリア英語には独特の発音やイントネーションの違いがありますが、フィリピン英語はそれらと比べても標準的なアメリカ英語に近い発音を持っています。

さらに、フィリピンでは英語が公用語の一つとして使われており、小学校から英語教育が行われています。
そのため、フィリピン人の英語は明瞭で、発音がはっきりとしている傾向があります。また、英語を第二言語(ESL)として学んでいるため、英語を母国語としない人ともスムーズにコミュニケーションを取ることに慣れています。

特に、日本人にとって「英語の発音が聞き取りづらい」「ネイティブの英語が速すぎる」といった悩みはよくあります。
しかし、フィリピン人の英語講師は、相手の英語レベルに合わせて話すことが得意であり、ゆっくり話したり、クリアな発音を意識したりすることができます。
そのため、日本人が英語を学ぶ際に「聞き取れない」「話すのが怖い」といった心理的な壁を感じにくく、安心して学習を進めることができます。

2. 日本人に適した話し方が出来る

フィリピン人講師は、英語を第二言語として学んできた経験があるため、英語学習者特有の悩みやつまずきやすいポイントを深く理解しています。
そのため、日本人の学習者が文法的なミスをしたり、うまく表現できなかったりしても、頭ごなしに訂正するのではなく、学習者の意図をくみ取って適切な言い換えや補足説明をしてくれることが多いです。

また、日本人の英語学習者の多くは、「ネイティブの話すスピードが速すぎて聞き取れない」「会話のテンポについていけない」といった不安を抱えています。
その点、フィリピン人講師の多くは、学習者のレベルに合わせてゆっくり丁寧に話すことを意識しており、特に英会話初心者にとっては安心して学べる環境が整っています。さらに、難しい単語や表現をシンプルな言葉に言い換えて説明してくれるため、文法の知識が少なくてもスムーズに会話を続けやすくなります。

このように、フィリピン人講師は、学習者に寄り添った教え方をしてくれるため、英語に自信がない人でもリラックスして英会話を楽しみながら学ぶことができます。

3. 文法や語彙の基礎がしっかりしている

フィリピンの教育制度では、英語が公用語の一つとして定められており、小学校から大学までの多くの授業が英語で行われています。
特に数学や科学、社会科などの主要教科は英語で教えられることが一般的です。
このため、フィリピン人の多くは幼い頃から英語に触れる機会が豊富であり、文法や語彙の知識が体系的に身についています。

さらに、フィリピンでは英語教育のカリキュラムが充実しており、文法のルールや正しい語彙の使い方をしっかりと学ぶ環境が整っています。
学校の授業だけでなく、英語を使う機会が日常生活やメディア(テレビ、新聞、インターネット)にも多く存在するため、実践的な言語運用能力も高い傾向があります。

そのため、フィリピン人講師との英会話では、正確な英語表現を学びながらも、実際に使える自然な会話力を身につけることができます。
文法や語彙の基礎を大切にしながら、実際のコミュニケーションに活かせるような指導が可能なのが、フィリピン人講師の大きな強みと言えます。

4. 親しみやすく、話しやすい国民性

〇フレンドリーで明るい性格
フィリピン人は、一般的に社交的でオープンな性格の人が多いと言われています。
初対面でも笑顔で接してくれるため、英語を話すことに自信がない人でも安心して会話を楽しめます。
また、相手を楽しませようとする文化が根付いており、ユーモアを交えた会話が得意です。
そのため、英会話レッスンでも緊張せずにリラックスした雰囲気で話すことができます。

〇人とのつながりを大切にする文化
フィリピンでは、家族や友人とのつながりを非常に大切にする文化があります。
この価値観は、コミュニケーションの取り方にも表れており、相手を気遣いながら会話を進める傾向があります。
そのため、英会話レッスンにおいても、生徒が話しやすいように配慮しながら進めてくれるのが特徴です。

〇日本人の苦手意識を理解し、優しくサポート
日本人は「間違えたら恥ずかしい」「正しく話さなければならない」と感じることが多く、英語を話すことに抵抗を持つことがあります。
しかし、フィリピン人講師はこうした日本人の心理を理解し、間違いを指摘する際にも否定的な言い方ではなく、ポジティブなフィードバックを心がけています。
例えば、「Great try! But let's say it this way instead.(とても良いチャレンジ!でも、こう言うともっと自然だよ)」というように、相手を励ましながら正しい表現を教えてくれます。

〇楽しい雰囲気で英会話を続けられる
英語を学ぶ際、楽しさを感じられるかどうかは継続の大きなポイントです。
フィリピン人講師は、生徒が飽きずに学べるように、会話の中にゲームやクイズを取り入れたり、興味のある話題を積極的に広げたりするのが得意です。
こうした工夫により、「英語を話すのが楽しい!」と感じやすくなり、自然と会話のハードルが下がります。

このように、フィリピン人のフレンドリーで優しい国民性は、英会話を学ぶうえで大きなメリットとなります。特に初心者にとっては、プレッシャーを感じずに話せる環境が整っているため、安心して英語に挑戦できるでしょう。

まとめ

フィリピン英語力と日本人の相性
フィリピン英語は、日本人にとって非常に学びやすい特徴を持っています。

①クリアで聞き取りやすい発音
フィリピン英語はアメリカ英語を基にした明瞭な発音で、イギリス英語やオーストラリア英語よりも日本人にとって聞き取りやすいです。フィリピン人は非ネイティブ同士の会話に慣れており、相手に伝わりやすいように話してくれます。

②フレンドリーで優しい対応
フィリピン人は非常にフレンドリーで、会話が苦手な日本人に対しても、優しく話してくれます。間違いを恐れず、リラックスして学べる環境です。

③日本人に合ったペースで会話
英会話初心者にも配慮して、ゆっくりとしたスピードで話してくれるため、英語をスムーズに理解しやすいです。

フィリピン英語は、日本人が英会話を学ぶ上で非常に適した環境を提供しており、英語のスキル向上にとても役立つと言えます。

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この記事を書いた人

三比 裕介さんぴ ゆうすけ

こんにちわ!
ブログを読んで頂き誠にありがとうございました!
スタッフの三比(さんぴ)と申します。
4年前から自分も運営しながらベティ先生と英会話を学んでいます!
最初自分も「ドキドキ」でしたが、明るく陽気な方で、日本語教室で働いていたこともありコミュニケーションも抜群でした!

そこで、「この先生の魅力を皆さんにも知っていただきたい」とオンラインレッスンのサービスを立ち上げました。Vetty先生と話すうちに、私の英語力も大きく向上しています(笑)ぜひ一度、無料体験でレッスンの楽しさをご実感ください。