「なぜオンライン英会話は“身につかない”と感じるのか?」― 成果を出す人との違いから学ぶ、英語学習の本質 ―

「オンライン英会話、もう半年続けてるのに…全然話せない。」
そう感じたことはありませんか?
毎週予約して、レッスンでは笑顔で “Good morning!”
でも、いざ外国人を前にすると、口が動かない。
「聞けない」「話せない」「続けてる意味ある?」
そんな“見えない壁”に、あなたもぶつかっていませんか?
実は、「話すだけ」「楽しく受けるだけ」の学習では、英語は身につきません。
成果が出ないのには、明確な理由があります。
そしてそれは、あなたのせいではありません。
このページでは、オンライン英会話が「なぜ身につかないのか?」
そして、どうすれば「本当に話せる自分」になれるのかを、明らかにしていきます。
目次
- ○ 目的とモチベーションの欠如
- ・1.「なんのために英語を学んでいるのか?」を明確にしよう
- ・2.モチベーションが続かない人の共通点
- ・3.目標がある人ほど英語が伸びる理由とは?
- ○ 学習設計の欠如(自己流の限界)
- ・1.「ただ話すだけ」では伸びないオンライン英会話の落とし穴
- ・2.成果を出す人が実践している“逆算型”の学習設計
- ・3.続けても成果が出ない人の“なんとなく受講”の危険性
- ○ インプットとアウトプットのバランス不足
- ・1.英語が出てこないのは「話す練習」以前の問題
- ・2.語彙・文法のインプットをサボると、会話が伸びない
- ・3.聞く・読むをおろそかにすると話せるようにならない理由
- ○ 継続できない環境・習慣づくりの失敗
- ・1.習慣化できないのは「仕組み」がないから
- ・2.忙しい人でも続けられる英語学習の工夫
- ・3.学びを続ける人がやっている“固定スケジュール化”とは?
- ○ 講師やサービスの選び方の誤解
- ・1.「楽しい先生=いい先生」ではない
- ・2.成果を出すための講師の条件とは?
- ・3.自分に合ったサービスの見極め方3選
- ○ まとめ
目的とモチベーションの欠如
「なんのために英語をやってるんだっけ?」
ふと、そんな疑問が頭をよぎったことはありませんか?
最初は「話せるようになりたい!」と思って始めたオンライン英会話。
でも、忙しい日常の中で、レッスンが“義務”のようになり、
気づけば英語学習が「なんとなく続けてるだけ」になっていませんか?
実は、英語がなかなか身につかない大きな原因の一つが、
この「目的のあいまいさ」と「モチベーションの迷子」。
目的がぼやけると、努力の方向が定まらず、成果も感じにくくなります。
このブログでは、そんな“続かない”“伸びない”状態を抜け出すために、
モチベーションが自然と湧いてくる「目的の立て方」と「維持のコツ」をご紹介します。
1.「なんのために英語を学んでいるのか?」を明確にしよう
【英語が身につかない本当の理由】
「なんのために英語を学んでいるのか?」を明確にしよう
■ 英語が身につかない人の多くが見落としている“あること”
オンライン英会話、英語アプリ、英語教材…
いまや英語学習の手段はあふれています。
でも、「続けているのに話せるようにならない」と感じていませんか?
その原因の多くは、「目的があいまい」なまま始めてしまっていることにあります。
英語を学ぶことが“手段”ではなく“目的そのもの”になってしまうと、
何を学べばいいのか、どれくらい頑張ればいいのか、見えなくなってしまうのです。
■ あなたはどのタイプ?ありがちな“ぼんやり目的”
「なんとなく英語は話せた方がいいと思って」
「周りがやってるから私も始めてみた」
「子どもに英語を勧める前に、自分が体験しておきたくて」
こうした動機が悪いわけではありません。
でも、“自分自身の英語の必要性”がはっきりしていないと、モチベーションは続きません。
疲れた日、忙しい日、他にやることがあるときに、「まあ、今日はやらなくてもいいか」となってしまうのです。
■ 英語学習の「目的」が明確になると何が変わる?
「海外旅行で現地の人と会話してみたい」
「将来、英語を使って仕事をしたい」
「子どもに英語の楽しさを伝えられる親になりたい」
このように、“誰と・どんな場面で・どう話したいのか”が明確になると、
学ぶ内容や優先順位も自然と定まり、行動がブレなくなります。
さらに、「今日もやろう」「もう少し続けよう」という前向きなエネルギーも生まれてきます。
■ 書いてみよう!「私の英語の目的」
まずは、以下の質問に答えてみてください。
①英語を使って、誰と、どんなことをしたい?
②その未来が実現したら、自分はどんな気持ちになる?
③なぜ、それが今の自分にとって大切だと思う?
この3つを紙に書くだけで、英語学習の“軸”が見えてきます。
ゴールが見えると、「今日はやらないと気持ち悪い」という感覚さえ生まれてきます。
2.モチベーションが続かない人の共通点
【英語が続かないあなたへ】
モチベーションが続かない人の共通点とは?
■ 「英語、そろそろやらないと…」と思いながらも、動けない
英語を話せるようになりたい。
でも、気づけば数日レッスンを飛ばしている。
教材も、買ったはいいけど開いていない。
…そんなこと、ありませんか?
実は、英語がなかなか身につかない人の多くが感じている
「やらなきゃいけないのに動けない」状態。
これは意志の弱さではなく、**学習の設計や捉え方に“共通する落とし穴”**があるのです。
■ モチベーションが続かない人の3つの共通点
① ゴールが“ふわっと”している
・「いつか話せるようになりたい」
・「できたらTOEICも取りたい」
目標が漠然としていると、行動もぼやけてしまいます。
ゴールが具体的でないと、「今日は何をすればいいか」が分からず行動できないのです。
② 成果が“見えない”状態を我慢している
英語はすぐに結果が出るものではありません。
でも、まったく成果が見えないままだと人は不安になります。
そして、「こんなに頑張ってるのに意味あるの?」と感じてやめてしまう。
モチベーションを保つには、小さな成功体験を“見える形”で感じることが大切です。
③ 自分だけで管理している(孤独な学習)
一人で進めていると、誰にも励まされず、相談もできず、
モチベーションの波に飲まれがちです。
「今日はやめておこう」と思ったとき、誰も止めてくれません。
継続できる人ほど、誰かに見守られていたり、仲間がいたりする環境を選んでいます。
■ モチベーションは「保つもの」ではなく「仕組みで守るもの」
「やる気が出たらやろう」では、英語はずっと始まりません。
本当に続けている人は、やる気に頼らずに行動できる“仕組み”をつくっています。
たとえば:
・ゴールを明確にして、そこに向かう小ステップを設計する
・成果を記録し、成長を“見える化”する
・仲間やコーチと学ぶ環境に身を置く
これらの仕組みが、自然とやる気を後押しし、気づけば「続いている」状態を生み出します。
3.目標がある人ほど英語が伸びる理由とは?
【英語が伸びる人の共通点】
目標がある人ほど英語が伸びる理由とは?
■ 英語が伸びる人と伸びない人、何が違うのか?
オンライン英会話を受けているのに、
「いつまでも話せるようにならない…」と感じていませんか?
一方で、同じような忙しい毎日の中でも、
着実に英語力を伸ばしている人がいます。
その差は、**“英語学習の目標を持っているかどうか”**にあります。
■ 目標がある人は、学びの「方向」がブレない
英語学習は、言い換えれば「終わりのない旅」です。
文法、単語、リスニング、スピーキング…どれも大事。
でも、あれもこれもと手を出すと、どこにもたどり着けなくなります。
目標が明確な人は、必要な学習を取捨選択できます。
例えば…
「来年の海外旅行で現地の人と会話を楽しみたい」
→ スピーキング練習と旅行英会話フレーズを優先
「TOEICで700点を取りたい」
→ 読解・文法・リスニングの集中強化
目的があるから、進む方向が明確になり、
毎日の学習が“意味のある時間”になるのです。
■ 目標がある人は、やる気が“長持ち”する
人は、「意味のある努力」にはがんばれます。
でも、「何のためにやってるんだっけ?」と思った瞬間、行動は止まります。
目標がある人は、多少うまくいかない日があっても、
「でも、やらなきゃ。だって〇〇したいから」と自分を立て直せます。
やる気は、気まぐれです。
だからこそ、モチベーションを引き出す“目印”として、目標が必要なのです。
■ 英語が伸びる人の目標の立て方
ただし、目標といっても「いつか話せるようになりたい」では弱すぎます。
英語が伸びる人は、目標を“行動レベル”で具体化しています。
△「英語ができるようになりたい」
◎「3か月後に英語で自己紹介がスムーズにできるようになる」
◎「週に2回オンライン英会話を受けて、録音して見直す習慣をつくる」
期限・行動・成果のイメージがあると、目標は現実的になります。
学習設計の欠如(自己流の限界)
「英語、ずっとやってるのに伸びない
——それ、"自己流"の限界かもしれません。」
目の前の教材をこなして安心していませんか?なんとなくの勉強、積み重ねても"壁"は越えられません。
本当に必要なのは、「何を・どの順番で・どう学ぶか」を設計する力。その設計図なしに努力するのは、地図を持たずに迷路をさまようようなものです。
1.「ただ話すだけ」では伸びないオンライン英会話の落とし穴
「ただ話すだけ」では伸びないオンライン英会話の落とし穴
「うちの子、毎週オンライン英会話を受けてるのに、なんだか上達している実感がないんです…」
これは、実はよくあるお悩みです。
オンライン英会話はとても便利で、英語に触れる機会を増やすには最適な学習方法のひとつ。
しかし、「ただ英語で話しているだけ」では、伸び悩んでしまう落とし穴があるのです。
話すだけでは“なんとなく英語”しか身につかない?
「外国人と話すこと」に慣れるのは確かに大事。でも、毎回フリートークだけを続けていませんか?
実はこれ、以下のような問題につながることがあるのです。
・いつも同じような会話ばかりになる
・新しい表現や語彙を使う機会が少ない
・間違いを直してもらえないまま進んでしまう
・子ども自身が「ただ受けているだけ」になりがち
つまり、学習としての「設計」が抜け落ちてしまっている状態です。
成長につながる“正しい話し方”とは?
英語力を着実に伸ばすには、「話す」ことを学びの中でどう活かすかが大切です。
たとえば、
今日は「質問の仕方」を覚えよう
・「相づち」のバリエーションを使ってみよう
・自分のことを3文で伝える練習をしよう
など、毎回のレッスンに“小さなテーマ”があるだけで、吸収力がグッと変わります。
必要なのは、「話すための準備」と「振り返り」
オンライン英会話は、生きた英語に触れるチャンス。でもそれを本当の“学び”に変えるには…
・事前に「今日やること」を明確にする
・終わったあとに「今日の学び」を整理する
この2つをセットにするだけで、「なんとなく話して終わった」から、「できた!分かった!」という実感に変わります。
2.成果を出す人が実践している“逆算型”の学習設計
成果を出す人が実践している“逆算型”の学習設計
・「頑張ってるのに成果が出ない」
・「毎日やってるけど、伸びてる気がしない」
そんな人に共通して足りないのは、“ゴールからの逆算”です。
一方、着実に成果を出している人はみんな、学習を「逆算」で考えています。
ゴールを決めて、そこから「今やるべきこと」を選び取っているのです。
ゴールがない学習は、“ただの作業”になる
たとえば、山登り。
「頂上に行くぞ!」と目指すからこそ、ルートを選び、準備をし、進むペースを決められます。
一方で、「とりあえず歩く」だけでは、登山というより“さまよい”になってしまいます。
学習も同じ。
「英語が話せるようになりたい」という漠然とした気持ちだけで進めると、遠回りになったり、途中で挫折してしまうのです。
成果を出す“逆算型学習”の3ステップ
ステップ①:ゴールを具体化する
まずは“目指す姿”を明確にします。
例)「3か月後にオンライン英会話で自己紹介がスムーズにできるようにする」
「旅行で困らないレベルの会話力を身につける」など
ステップ②:到達に必要な“小さな階段”を設計する
いきなりゴールには行けません。必要なのは「小さな成功の積み重ね」。
例)
・まずは5つの自己紹介フレーズを覚える
・「質問される → 答える」やり取りを練習する
・“聞き返す”ためのフレーズを使えるようにする など
ステップ③:1回1回の学習に“意図”を持たせる
「今日のレッスンは、聞かれたことに答える練習をする」など、
毎回の学習に“小さな目的”があるだけで、集中力と成長度が変わります。
逆算型の学習は“やる気”も自然に続く!
「今日はこれができるようになった!」
「前より少しスムーズに話せた!」
そんな小さな手応えの積み重ねが、自信につながり、継続の原動力になります。
逆算型で進めれば、“できない焦り”ではなく“できる楽しさ”を感じながら学べるのです。
3.続けても成果が出ない人の“なんとなく受講”の危険性
続けても成果が出ない人の“なんとなく受講”の危険性
・「毎週オンライン英会話を受けているのに、なぜか伸びない」
・「半年以上やってるけど、話せる実感がない」
もしあなたがそう感じているなら、原因は“やり方”ではなく、“受け方”にあるかもしれません。
キーワードは、「なんとなく受講」。
この“クセ”、放っておくと時間もお金もムダにしてしまう危険性があります。
危険①:目的がないと「慣れるだけ」で終わる
オンライン英会話は便利で続けやすい反面、「ただ毎週つないで終わり」になりやすいのが落とし穴。
・「なんとなく話して、なんとなく終わった」
・「毎回あいさつと自己紹介だけで終わっている」
・「先生は笑顔だけど、自分の成長がわからない」
このような状態では、英語に“慣れる”ことはできても、“使える力”は身につきません。
危険②:「やった気」だけが積み重なる
“なんとなく受講”のもう一つの怖さは、「やってるのに伸びない自分」に不安を感じ、
やがて“英語に向いてないのかも…”と自己否定が始まること。
これは努力の問題ではありません。
学びに“意図”がなかっただけなんです。
危険③:振り返らないと「成長ポイント」が見えない
授業が終わった後、「今日はどんなフレーズを使った?」「何を聞き取れた?」
そうした振り返りがないと、進歩を自分で感じられず、やる気が削がれてしまいます。
「学ぶ → 使ってみる → 振り返る」
この循環があって初めて、“受講”は“成長”になります。
解決策:「目的」と「設計」を持つだけで激変する!
「次のレッスンでは"How was your day?"に答えられるようにしよう」
「今日は“聞き返し”を練習しよう」
そんな小さな目的を1つ持つだけで、受講の質がグッと上がります。
さらに、その目的が「自分で決めたもの」だと、集中力も記憶力も段違いに高まるのです。
インプットとアウトプットのバランス不足
「いくら単語を覚えても、話せるようにはならない。」
英語学習でつまずく人の多くが見落としているのが、
“インプットとアウトプットのバランス”。
知識を詰め込むだけでは、口から英語は出てきません。
1.英語が出てこないのは「話す練習」以前の問題
英語が出てこないのは「話す練習」以前の問題
「話そうとしても、言葉が出てこない」
「習ってるのに、英語が口からスムーズに出てこない」
そんなあなたへ。
実はそれ、“話す練習”の前にある、もっと根本的な問題かもしれません。
・話す力がつかないのは、「準備不足」のせい
“話せない=話す練習が足りない”と思っていませんか?
もちろん練習は大切ですが、その前に必要なのが、「頭の中にある材料=インプット」の質と量です。
たとえば、
・言いたいことの英語表現をそもそも知らない
・よく使うフレーズが記憶ではなく「知識」のままになっている
・会話の中でどう言えばいいか“思考パターン”が整理されていない
これでは、どれだけ会話練習を重ねても「出てこない」状態から抜け出せません。
インプットなしで話すのは、“空の冷蔵庫で料理する”ようなもの
材料(語彙やフレーズ)がなければ、どんなに料理(会話)したくても、手は止まるしかない。
つまり、話すためには「事前に仕込む」ことが必要なのです。
✅ 自分がよく使う話題での基本フレーズを覚える
✅ よくある質問に対して、自分の答えをストックしておく
✅ 映画や会話例で、“言い回しの型”に慣れておく
こうした準備があるからこそ、「話す」が機能し始めます。
話す練習は、“使うための整理整頓”
逆に、インプットがきちんとあってこそ、アウトプットの練習は「表現を使いこなすトレーニング」に変わります。
・知っている単語をどうつなげるか
・どんな場面でどのフレーズを使うか
・自分らしい表現にどう言い換えるか
こういった“頭の中の引き出し”を整理するのが、会話練習の役割なのです。
2.語彙・文法のインプットをサボると、会話が伸びない
語彙・文法のインプットをサボると、会話が伸びない
「とにかく話すのが大事!」
「間違えてもいいからアウトプットしよう!」
最近の英語学習では、そんな“アウトプット重視”の考え方が広まっています。
もちろんそれは正しい。でも、それだけでは足りません。
実は——
語彙や文法のインプットをサボると、英会話はいつまでも“なんとなく”から抜け出せません。
口から出るのは、“頭に入っているもの”だけ
英会話とは、料理のようなものです。
材料(語彙)やレシピ(文法)がそろっていなければ、どれだけ「作ろう」と思っても、手は止まるだけ。
・「行きたい場所を説明できない」
・「感情を英語で表現できない」
・「言いたいことをどうつなげればいいかわからない」
これらはすべて、「インプット不足」が原因なのです。
インプットを避けた会話練習は、“自己流の繰り返し”になる
インプットがないまま話す練習をしていると、次第にこうなっていきます。
毎回、同じフレーズだけを使う
・間違いを直す機会がない
・新しい表現にチャレンジできず、成長が止まる
つまり、伸びない“自己流英語”が定着してしまうのです。
語彙・文法は、“話す力”の土台
子どもでも大人でも、会話が伸びている人には共通点があります。
それは、「必要な表現を、先にしっかり仕入れている」こと。
・自分の好きなことを表現するための単語を覚える
・「〜したい」「〜したことがある」など、会話でよく使う文法を理解する
・シンプルな文章を正しく作る力を身につける
こうした基礎があるからこそ、話すときに「言いたいこと」が自然に出てくるのです。
3.聞く・読むをおろそかにすると話せるようにならない理由
聞く・読むをおろそかにすると話せるようにならない理由
「英語を話せるようになりたい!」
そう思って、会話練習ばかりしていませんか?
実はそれ、思ったより遠回りかもしれません。
英語は「話す」だけ練習しても、話せるようにはなりません。
なぜなら、“話す力”は、“聞く・読む力”の上に成り立っているからです。
話すためには、「言い回し」や「語彙の使い方」を知る必要がある
たとえば、日本語だって、自分が聞いたことも読んだこともない表現は、まず口から出てきませんよね?
英語も同じです。
・どういう場面でどんな表現が使われるのか
・単語がどう文に組み込まれているのか
・相手の話を聞いてどう返すのか
これらはすべて、「リスニング」や「リーディング」から学べる情報です。
「聞く・読む」は、英語の“インプット源”
会話はキャッチボールです。
でも、その前に相手のボール(英語)を受け取れないと、返すこともできません。
・「言いたいことがあるのに出てこない」
・「何を言われているのか分からないから返せない」
これらの悩みの多くは、「聞いて理解する力」「読んで理解する力」が足りないことが原因です。
“話す練習”だけでは、限界が来る
たとえば、毎回の英会話で先生に「How are you?」と聞かれて、
「I'm fine, thank you」とだけ答えて終わっていませんか?
聞く・読むをおろそかにしていると、語彙も表現も広がらず、会話の幅がどんどん狭くなります。
結果、いつまでたっても「使える英語」が増えていかないのです。
解決策:聞いて、読んで、使ってみるサイクルを作ろう
話す力を伸ばしたいなら、実は「聞く・読む」こそ、最初に強化すべきステップです。
・たくさんの自然な英語を聞く・読む
・気になる表現や使えそうなフレーズをストック
・実際の会話や書く練習で使ってみる
このサイクルが回り始めたとき、「あっ、これ言ってみよう!」という瞬間が必ず来ます。
継続できない環境・習慣づくりの失敗
【英語が続かない本当の理由】
それ、あなたの“意志の弱さ”じゃありません。
「よし、今週こそは毎日英語やろう!」
…そう決めたはずなのに、3日後にはやめていた。
英語アプリも、オンライン英会話も、テキストも、気づけば開いてない。
そしてまた、自分を責めてしまう。
「私って、ほんと続かないな…」
「やっぱり向いてないのかも」
でも、それはあなたのせいではありません。
続かない原因の多くは、「意志の弱さ」ではなく、
“継続できる環境”と“習慣づくりの仕組み”が整っていないこと。
このブログでは、「続かない人に共通する環境の落とし穴」と
誰でもできる“習慣化のコツ”を、わかりやすくお伝えします。
やる気に頼らずに、英語を“続けられる自分”になるための第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
1.習慣化できないのは「仕組み」がないから
【英語が続かない人へ】
習慣化できないのは「仕組み」がないから
■ 意志の問題だと思っていませんか?
「今度こそ毎日英語やろう」
「朝早く起きて10分だけでも英語の時間にしよう」
…そう決意したのに、気づけばやらなくなっている。
そんな自分を「やっぱり私って意志が弱いな」と責めていませんか?
でも、安心してください。
英語が習慣化できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。
習慣化できない一番の理由は、
“行動を自然に引き出す仕組み”がないからなのです。
■ 習慣は「気合い」で作れない
勉強も運動もダイエットもそうですが、
「やらなきゃ」と思っているうちは、続きません。
人が行動を継続できるのは、それが「自然にできる環境」にあるから。
つまり、頑張らなくてもできてしまう状態を“先に作る”ことが、習慣化のカギなのです。
■ 英語学習を仕組みに変える3つのポイント
① 「いつ・どこで・なにをやるか」を決めておく
曖昧な目標は行動につながりません。
「英語をやる」ではなく、
「朝のコーヒーの後に5分だけ英語アプリをやる」
というように、具体的に行動を“予定化”しましょう。
② トリガー(きっかけ)をセットする
人は「Aの後はBをする」という流れを作ると続けやすくなります。
たとえば…
・歯を磨いたら英語アプリを開く
・電車に乗ったら英単語帳を見る
・子どもが寝たらYouTube英会話動画を見る
こうした“きっかけルール”が、学習を無理なく生活に溶け込ませてくれます。
③ 成果を「見える化」しておく
目に見える進捗があると、やる気は自然と湧きます。
・学習時間をアプリで記録する
・カレンダーに「やった日」に◯をつける
・英会話レッスンの録音を週1回聞き返して自分の成長を確認する
**小さな成功の積み重ねが、“やる気のエンジン”**になります。
■ 習慣とは「自分を管理する環境」
自分を変えたいなら、まずは自分が動ける環境を先につくること。
・スマホの1ページ目に英語アプリを置く
・予約しないと受けられないオンライン英会話を先に入れておく
・家族に「夜9時は英語の時間にする」と宣言してしまう
これもすべて、「やる気が出なくても行動できるようにする仕組み」です。
2.忙しい人でも続けられる英語学習の工夫
【時間がなくてもできる!】
忙しい人でも続けられる英語学習の工夫
■「英語、やりたい。でも時間がない…」
仕事に家事、育児に通勤…
毎日あっという間に過ぎていき、「気づいたら今日も英語やってない…」
そんな日々を繰り返していませんか?
「英語は時間がある人だけのもの」
そんなふうに感じてしまうあなたへ。
実は、忙しい人こそ、英語が身につく“続け方”を知っているかどうかがカギなのです。
■ 忙しい人でも英語を続けられる3つのポイント
① 「スキマ時間」は“積み重ねのゴールドタイム”
・歯磨きしながら英単語アプリ
・通勤中に英語のポッドキャストを聞く
・エレベーター待ちの10秒で1フレーズ確認
1日10分が確保できなくても、1分×10回ならできるはず。
「集中できる時間」を探すより、「空いた時間に差し込む」発想で英語を生活に忍ばせましょう。
② “やること”を決めておくと迷わない
忙しい人ほど、「やろうと思ったけど、何やればいいかわからない」で時間を失いがちです。
だからこそ、前もって決めておくことが重要です。
例:
月・水・金 → 単語アプリ
火・木 → オンライン英会話
土・日 → 好きな英語のYouTubeを15分視聴
このように、曜日や時間帯で「英語メニュー」を固定化しておくと、迷いなく続けられます。
③ 自分を責めず「最低ライン」を決める
完璧主義の人ほど続きません。
「今日はできなかった…」が3日続くと、挫折してしまいます。
そこでおすすめなのが、“最低ライン”を設定すること。
たとえば、
・1日1フレーズだけ声に出す
・単語帳を1ページだけ見る
・英語で「おやすみ」と言ってから寝る
「たったこれだけ?」と思うかもしれませんが、
“ゼロにしない”ことこそが継続力の正体です。
■ 忙しい人ほど「仕組み化」すれば勝てる
英語は、「時間がある人」ではなく、
「やる時間を先に決めた人」が身につけています。
・習慣の中に組み込む
・メニューを固定する
・最低ラインを設ける
この3つを意識すれば、毎日忙しくても、英語は確実に前に進みます。
3.学びを続ける人がやっている“固定スケジュール化”とは?
【継続のコツは“時間の見える化”】
学びを続ける人がやっている「固定スケジュール化」とは?
■ 「時間がない」じゃない。「時間を決めてない」だけ
英語を続けたいのに、
「気づいたら今日もやらずに1日が終わった…」
そんな日、ありませんか?
それ、あなたが悪いわけじゃありません。
実は、「英語学習が続く人」と「三日坊主で終わる人」の差は、時間の使い方の違いにあります。
継続できる人は、特別な集中力があるわけではなく、
“英語をやる時間を、あらかじめ予定に組み込んでいる”だけなんです。
■ 固定スケジュール化とは?
「やれそうなときにやる」では、ほぼ確実に続きません。
忙しい日常の中で、余った時間に英語を差し込もうとしても、
たいていその“余白”は他のことで埋まります。
だからこそ、先に“やる時間を決めておく”=固定スケジュール化が必要なのです。
■ 続けている人がやっている3つのスケジューリング術
①「毎日〇時にやる」を決めて習慣にする
例:
・朝7:00にコーヒーを飲みながら英語アプリ
・夜21:30に子どもを寝かせた後、10分だけシャドーイング
・「時間と行動をセットにする」ことで、脳が“自動化”します。
やる気がなくても体が勝手に動く状態がつくれます。
②「週○回レッスン」のように曜日で管理する
例:
・月・水・金はオンライン英会話
・火・木は単語アプリと英語日記
曜日ごとにメニューを分けると、ルーティンが崩れにくくなります。
しかも「今日は何やろう?」と迷わずに済みます。
③ Googleカレンダーや手帳に“予定として入れておく”
英語学習を「やることリスト」に書くのではなく、
「スケジュールに組み込む」ことがカギ。
予定化された時間には他の用事を入れない、
つまり、自分の“英語時間”を自分で守る意識が育ちます。
■ 固定スケジュール化のメリット
・決まった時間があるから、迷わず始められる
・家族や仕事とバッティングしない時間を確保できる
・行動が自動化されて、疲れていても自然と続く
・「やった/やらなかった」の自己管理がしやすくなる
英語を“いつやるか”が決まっていないと、
その日の気分や忙しさに流されてしまいます。
逆に、“時間を決める”だけで継続率は一気に上がります。
講師やサービスの選び方の誤解
「優しそうな先生」=「いい先生」じゃない?
オンライン英会話を始めるとき、多くの方がまず気にするのは「先生の人柄」や「サービスの口コミ」。
もちろん大切なポイントですが、それだけで選んでしまうと、気づけば「なんとなく楽しいだけ」で終わってしまうことも…。
実は、多くの人が見落としがちな“本当に見るべきポイント”があるんです。
今回は、「やる気が続く」「確実に力がつく」講師やサービスの選び方について、よくある誤解をもとにお伝えします。
1.「楽しい先生=いい先生」ではない
「楽しい先生=いい先生」ではない本当の理由
〜それでも“なんとなく楽しいだけ”で終わらせないために〜
「今日の先生、めっちゃ楽しかった〜!」「ゲームいっぱいしてくれた!」
オンライン英会話の後に、お子さんがこう言ってくれると、親としてもホッとしますよね。
でも…ちょっと待ってください。“楽しい”は、成長の保証にはなりません。
■ 「楽しさ」は必要。でも、それだけでは足りない
もちろん、英語に苦手意識を持たず、笑顔でレッスンを受けられることはとても大切です。
しかし、「楽しい=英語力が伸びている」と思い込んでしまうと、
いつの間にか「英語に触れているだけ」の時間になってしまうことも。
■ 本当に「いい先生」は、成長させてくれる先生
「わからないことに寄り添ってくれる」
「一歩先のチャレンジを促してくれる」
「間違いをきちんと指摘してくれる」
それって、時には“楽しい”より“厳しい”と感じるかもしれません。
でもその積み重ねこそが、「できた!」「言えた!」という小さな成功体験につながり、
英語が“自分の力”になる実感をもたらしてくれるのです。
■ 親が見るべきポイントは?
レッスン後、お子さんが「楽しかった」以外に何を言っているか、耳をすませてみてください。
・「言える言葉が増えた」
・「うまく伝えられなくて悔しかったけど、先生が助けてくれた」
・「今日は ‘I see!’ っていっぱい使ったよ!」
こうした言葉が出ているなら、それは**ただの“楽しい”ではなく、“意味ある楽しい”**です。
2.成果を出すための講師の条件とは?
成果を出すための講師の条件とは?
〜“優しい先生”より、“伸ばしてくれる先生”を選ぼう〜
オンライン英会話で「続けてるのに伸びない…」「楽しいけど、話せるようになってる気がしない」という声、実はとても多いです。
それ、もしかすると講師選びのポイントがズレているのかもしれません。
では、英語力を本当に伸ばす“成果を出す講師”には、どんな共通点があるのでしょうか?
■ 条件①:「できていないこと」を見抜く目がある
「やさしい」「褒め上手」な先生はたくさんいます。
でも、“間違いに気づかない先生”や“なんとなく進めるだけの先生”では、成長は止まります。
本当に成果が出る先生は、生徒の弱点や曖昧な部分を見逃しません。
そして、やさしく丁寧に、でも確実にそこに向き合ってくれます。
■ 条件②:今のレベルに合った“ちょいムズ”な課題を出せる
成果を出すには、**「ちょっと背伸びしたチャレンジ」**が必要です。
簡単すぎると飽きるし、難しすぎると心が折れる。
良い講師は、生徒の今の力を正確に見極め、「がんばれば届く一歩上」の課題を絶妙に投げてくれます。
この“ちょいムズ”こそが、語学力をグンと引き上げてくれるポイントです。
■ 条件③:ミスを「恥ずかしい」ではなく「成長のチャンス」に変えてくれる
英語を話す上で、間違いはつきもの。
でも、ミスを気にしすぎると口が重くなり、会話が止まります。
成果を出せる先生は、ミスを咎めるのではなく、自然に修正し、自信につなげてくれる人です。
「間違えてもいいんだよ」「それ、すごく良いチャレンジだったね!」という声かけが、次の発話につながるのです。
3.自分に合ったサービスの見極め方3選
自分に合ったサービスの見極め方3選
〜“人気”や“料金”だけで決めていませんか?〜
オンライン英会話や学習サービスを選ぶとき、つい目が行きがちなのが「料金」「口コミ」「知名度」。
でも、それだけで決めてしまうと、続かない・伸びない・楽しめない…という落とし穴にハマってしまうことも。
そこで今回は、「自分に本当に合ったサービス」を見極めるための3つの視点をご紹介します。
① “自分のタイプ”に合っているかを見極める
まず大前提として、自分やお子さんがどんなタイプかを知ることが大切です。
・コツコツ型?
・飽きやすい?
・自分から発信できる?それとも受け身?
例えば、話すのが苦手な子に“フリートーク中心”のレッスンは、負担になることも。
逆に、おしゃべり好きな子には、型にはまったカリキュラムだと物足りなく感じるでしょう。
→ 自分(or 子ども)の“性格”と“学び方”にフィットしているかを見極めましょう。
② 「続けやすさ」の仕組みがあるかをチェックする
どんなにいい先生でも、どんなに良さそうな教材でも、続かなければ意味がありません。
そこで見てほしいのが「続けやすさ」の仕組みです。例えば…
スケジュール変更が柔軟にできるか?
モチベーションが続くサポート(振り返り、フィードバック、褒めなど)があるか?
学習を習慣化できるような工夫がされているか?
→“続く工夫”があるかどうかが、成果に直結します。
③ 成長を“見える化”してくれるか
「何ができるようになったのか」「何が課題なのか」が本人にも親にも分からないと、やる気も成果も実感しにくくなります。
・定期的なフィードバックはある?
・成長の記録(チェックシートやレポート)はもらえる?
・目標設定と振り返りの機会がある?
特に子どもの場合、「自分、伸びてる!」という実感がやる気に直結します。
→ 見える成果がある=モチベーションが続く=力がつく、という好循環が生まれます。
まとめ
なぜオンライン英会話は“身につかない”と感じるのか?
― 成果を出す人との違いから学ぶ、英語学習の本質 ―
オンライン英会話は手軽で便利な一方、「続けているのに話せるようにならない」「なんとなく受けて終わっている」と感じる人も少なくありません。
その理由は、「環境」や「講師」ではなく、学び方の本質を外していることにあります。
成果を出している人との違いは、大きく分けて次の3つ。
◆ 1. “目的”があるかどうか
ただ「英語を話せるようになりたい」ではなく、
「旅行で現地の人と話したい」「英語でプレゼンできるようになりたい」など、
具体的な目標を持っている人は、日々のレッスンの意味が変わります。
◆ 2. “受け方”が受け身か、主体的か
なんとなく話すだけでは、ただの雑談。
「今日のフレーズを使ってみよう」「昨日のミスをリベンジしよう」など、
“使うため”の意識がある人は、同じ30分でも圧倒的に成果が違います。
◆ 3. “復習”や“記録”で学びを定着させているか
成果が出ない人の多くは、「レッスン=終わり」になっています。
一方で、成果を出す人は、レッスンをスタート地点にして、自分で復習やメモを重ねています。
英語は、受けただけでは身につかない「スキル」です。
でも逆に言えば、ちょっとした意識の持ち方ひとつで、確実に伸ばせるものでもあります。
講師を変える前に、サービスを変える前に、
まずは「どう受けるか」「どう活かすか」を見直してみてください。
成果を出す人たちは、特別なことをしているのではありません。
“目的を持って、自分の学びを自分で動かしている”だけ。
今日から、あなたの学び方を少しずつ変えてみませんか?
その一歩が、「なんとなく英語」から「使える英語」への最短ルートです。